初めまして。私は、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン(NRW)州福島県人会会長の佐久間利則と申します。

ここドイツの地から、当県人会と、福島県とNRW州との様々な交流についてご紹介させていただきます。

 

当 県人会は、当地の本県ゆかりの方々との懇親と、当地での本県の情報発信を目的として、昨年7月に設立されました。懇親会では、「おばんです」の挨拶から始 まり、和気あいあいと福島への思いを語り合っています。会員は、本県出身者や在学・在勤経験者だけでなく、本県を応援したい方も歓迎しています。

懇 親会に は様々な方が参加されており、当地の永住者、転勤者、県内の大学で教鞭をとっていたドイツ人教授、県内の大学から州内の大学への留学生等々、話題には事欠 きません。昨年8月には日本のNPO法人のプログラムで当地を訪問した県内の高校生との懇親会も開催しました。福島の若い世代が世界へ飛び出し、日本では 得難い経験を積み、グローバル人材へと成長していく過程を目の当たりにして、福島県の将来は明るいと実感いたしました。

 

昨 年5月には、当地で開催された「日本デー」という日本の文化を紹介するイベントで、初めて「福島県ブース」を設置し、ドイツの皆様へ本県の現状や魅力を PRいたしました。福島県ブースは大反響で想像以上の訪問者をお迎えし、本県への理解を深めていただくと同時に、多くの温かいメッセージを頂戴しました。 こうした草の根から、情報を発信し続けることで、必ず本県の現状の正しい理解が広がっていくと信じています。

 

現在、本県 とNRW州との間では様々交流が生まれ、継続されています。福島県の知事、副知事や企業団とNRW州の大臣や企業団の相互訪問をとおして、医療機器関連産 業と再生可能エネルギー関連産業分野での連携を深めています。こうした連携をさらに強化するため、人材交流も行っています。また、両地域の病院間や大学間 での学術交流や文化スポーツの面でも両地域間で人の往来が継続されており、福島県とNRW州とは、重層的な関係で結びつきを強くしています。当県人会とし ては、こうした両地域間の交流を補完、具体的には民間ベースでの交流の懸け橋となりたいと考えております。

 

当地に「福島 県人会」が設立されたことで、本県ゆかりの方が一堂に会する機会を提供できるようになりました。先日も、当地に30年以上お住いの方から、懇親会に参加し たいとご連絡をいただきました。当地で「福島県」というキーワードで集まる機会はこれまでなかったそうです。当県人会が、これまで目に見えなかった福島県 のネットワークを紡いでいき、老若男女、日本人やドイツ人という垣根を超えて、「チーム福島」という集合体を形成、継続、そして発展させていくことができ れば幸いです。そうして100年後もドイツか

ら福島を応援していく存在になれればと思います。

 

皆様も当地へお越しの際は、是非当県人会まで一言お声がけください。合言葉は「おばんです」。福島から遠く離れたこの地で、皆様と故郷へ思いを馳せ、故郷の日本酒を酌み交わすことができることを楽しみにいたしております。